機械グラウトと基礎補修
machine foundation機械基礎補修
基礎の劣化
機械のトラブルには、グラウトや基礎が原因となることが多々あります。セメントグラウトでは、機械の運転状況によって、潤滑油などの機械油が浸透することによって強度が低下し、機械が沈下する場合があります。
また、機械油を使用しない環境でも、セメントグラウトが中性化することで機械の台版が発錆・膨張して、機械を上昇させてしまうこともあります。このような機械のレベル変化は、運転の大きな妨げとなります。特に回転機械では、振動増加の原因となり、大きなトラブルを引き起こします。
さらに、基礎コンクリートに生じる亀裂、打ち継ぎ部の分離、アンカーボルトの緩みなども、機械の振動を増加させる要因となります。
当社のグラウト改修では、劣化したセメントグラウトを強靭なエポキシグラウトに改修して、グラウトの劣化に起因する機械のレベル変化を恒久的に防ぐことができます。
さらに、基礎コンクリートの注入補修工法では、コンクリートの亀裂、打ち継ぎ部の分離、アンカーボルトの緩みなどに対して、高性能なアルファテックエポキシ接着剤を注入することで、強靭な接着一体化を実現し、基礎コンクリートの振動吸収機能を回復できます。
このように、トラブルの発生した機械は、マシナリーグラウトの改修と基礎コンクリートの注入補修によって、機械装置を長期間にわたって安定的に稼働することができます。
セメントグラウト劣化による改修事例
機械基礎の亀裂・打ち継ぎ分離・アンカーボルトのアルファ注入工法
基礎コンクリートへの注入事例
machine new establishment機械グラウト
例01ターボコンプレッサのグラウト改修
セメントグラウトの劣化により、レベル変化と振動増加を生じたターボコンプレッサに対する、エポキシグラウトによる改修工事例です。
例02圧延機用減速機のグラウト改修
セメントグラウトの劣化により、レベル変化と振動増加を生じたターボコンプレッサに対する、エポキシグラウトによる改修工事例です。
例03ディーゼルエンジン発電機新設
電力会社が離島に設置した発電所で、ディーゼルエンジン発電機を新設する際の、エポキシグラウト工事例です。
例04セルフレベリング機械装置
エポキシセルフレベリングで形成した平坦な基礎の上に、ガスエンジン発電機を設置して、工期を大幅に短縮した据え付け施工事例です。
例05 セルフレベリング機械装置
エポキシセルフレベリングで形成した平坦な基礎上に大型機械を設置して、工期の大幅な短縮と、グラウトを不用とする据え付け施工事例です。