土木・建築構造物の補修・補強
repair and reinforce civil engineering構造物の補修・補強
アルファテックエポキシモルタル/グラウトは、セメントモルタル/グラウトと比較して、圧縮・曲げ・引張強度が高く、コンクリートと鋼材双方に対する接着性能が優れています。さらに、次のような特性を併せ持つことから、さまざまな用途で活用できます。
- 衝撃強度が高く、速硬性に優れる
- 橋梁屈座やクレーンレールのグラウト
- 道路の埋設物固定や路面補修モルタル
- 耐摩耗性能に優れる
- 河川の堰や導水路などの摩耗保護モルタル
- 耐酸性に優れる
- 下水道や工場施設などの耐酸保護モルタル
- 水中硬化性に優れる
- 水中構造物の補修モルタル
耐摩耗エポキシモルタル
高性能なエポキシ樹脂にガーネットを配合した、耐摩耗性能の高いアルファテック645シリーズを活用して、土砂や転石からコンクリートを保護します。
耐摩耗試験(スリヘリ試験)
(財)電力中央研究所 奥田式スリヘリ試験
耐衝撃試験
試験用の鋼球(φ12cm・重量7.26kg)
試験前の供試体
200回落下試験後
凹みの直径 40×43mm
凹みの深さ 1.98mm
(鉄筋コンクリートは、30回で破壊)
アルファテック645で、コンクリート床版や橋脚・管路を保護
水中エポキシグラウト
水中接着性能の高いエポキシ樹脂に、特殊なフィラーや骨材を配合した水中不分離のエポキシグラウトを用いて、水中コンクリート構造物の補修や補強に活用します。
鋼構造物のエポキシグラウト
高い強度と耐久性能に加え、繰り返しの衝撃荷重や速硬性に優れるアルファテック100シリーズを用いて、橋梁支承、クレーンレール、道路の埋設物など、接着固定や路面補修などに活用します。
耐酸エポキシモルタル
コンクリート構造物を、酸や油から保護するためのライニング工事例です。
コンクリートひび割れ補修
ひび割れ浸透接着
これまで、補修がきわめて困難とされてきた微細なひび割れを補修するための接着剤「アルファテック380」を、NEXCO(旧日本道路公団)と共同して、世界で初めて開発しました。その結果、0.5mm以下の微細なひび割れ表面に塗布するだけで、ひび割れ内部にもエポキシ樹脂が浸透する、画期的な製品を生み出しました。
塗布型・浸透エポキシ接着剤「アルファテック380」「アルファテック388」の特徴
- 微細なひび割れにも深く浸透し、内部から接着補修が可能
- 揮発物を含まないため、硬化収縮がほとんどない
- 湿った状態のコンクリートでも補修が可能
- 日本水道協会規格「JWWAK143」「JWWA Z 108」適合品
- 硬化後は、半永久的に優れた耐久性能を発揮
- 刷毛やローラーで塗るだけでひび割れに浸透するので、補修が簡単
- 有機溶剤を含まないので、環境に優しい
「アルファテック380」「アルファテック388」は、こんな補修現場で活用されています
- 鉄道、高速道路の高欄、床版、地覆のひび割れ
- マンションのひび割れ
- 機械基礎のひび割れ
- 港湾関係(桟橋、ケーソン)のひび割れ
- トンネル内のインバートコンクリートのひび割れ
- 橋梁、橋台のひび割れ
- ダムのひび割れ
- 上下水道施設のひび割れ
増厚床版の剥離部補修並びに床版コンクリートのひび割れ補修工法
高速道路の橋梁における、上面の増厚床版に生じた界面剥離や、既存の床版内部に生じたひび割れに、アルファテック342(水中速硬化型エポキシ樹脂)を注入することで、新旧床版を一体化する工法を実現しました。
新旧床版接着剤「アルファテック342」の特徴
- 乾燥面はもとより、湿潤面でもコンクリートを強固に接着できる
- 経時変化による劣化がない
- 速硬化型のエポキシ樹脂
コンクリートひび割れ注入
コンクリートのひび割れに、高圧力または低圧力で、エポキシ樹脂を注入します。
補修のニーズに合わせて、さらなる開発に取り組んでいます。
当社では、鋼材による補強などに優れた効果を発揮する接着剤も開発しました。さらに、木造建築用の構造材として、これまで太さが足りないために、ほとんど活用されてこなかった国産の杉材を束ねて、構造材として成形する接着剤を開発しました。この構造材は、国内で初めて国土交通省大臣認定を取得し、木造住宅の建設で活躍しています。
これらの新規開発製品により工事の精度向上・工期短縮・費用削減などが大きく進展しています。