ひび割れ補修浸透性 エポキシ樹脂塗布工法
塗布するだけでひび割れを接着
ひび割れ補修浸透性 エポキシ樹脂塗布工法
- 機械基礎
- 土木・建設
- 特許
- 特許第3820469号 (アルファテック380)
- 登録
- NETIS登録NO.CB-130007-VE(アルファテック388)
この工法は、自己浸透型のエポキシ樹脂接着剤「アルファテック380」を使って、ひび割れなどを簡単に修復する工法です。コンクリート構造物のひび割れ表面に、刷毛やローラーなどでアルファテック380を塗布するだけで、マイクロクラックのような微細なひび割れなどに容易に浸透して接着できます。
また、コンクリート構造物の強化や、鉄筋の発錆(はっせい)膨張によるコンクリート剥落(はくらく)防止にも硬化を発揮します。
用途
- コンクリート構造物のマイクロクラックを含む微細なひび割れに浸透して接着
- コンクリート構造物のひび割れへの注入接着、タイルやモルタルの浮きへの注入接着
- 連続繊維シートの接着施工、コンクリートの保護施工、防水施工の下地処理
- セメントモルタルやレジンモルタルのタックコート
特長
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微細なひび割れに対する優れた浸透性
0.5mm以下の微細なひび割れや、目視困難なマイクロクラックに自己浸透が可能です。
簡便な施工性
刷毛やローラーで塗布するだけで、毛細管現象により自己浸透が可能です。
低収縮性
無溶剤型のため、硬化時の収縮がほとんどありません。
コスト削減効果
注入工法で必要とされる注入器具の取り付けが不要なため、工期と費用の削減が可能です。
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刷毛とローラーで鉛直方向から塗付して、
回数ごとの浸透状況を確認したもの。
浸透および施工の実証試験
アルファテック380を「上向き」「横向き」「下向き」で注入し、自己浸透性を確認しました。
[注]コア抜きした写真は、浸透状況が目視できるよう、材料に蛍光材を混ぜています。
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上向き(40mm浸透)
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横向き(60mm浸透)
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下向き(300mm浸透)
塗布要領
アルファテック380を含ませたローラーを、ひび割れに対して直角方向にあて、幅5cmほどの部分を2〜3回、往復して塗布します。下図の赤丸で示したように、アルファテック380がひび割れに浸透したあと、表面に凹みができたら、再び塗布したり、液寄せをしたりします。これを1〜2時間の可使時間内に繰り返すことで、より深く浸透させることが可能となります。
使用量の目安
1mあたり「20~50g」を目安にしてください。
1m²あたり「200~250g」程度です。
[注]ひび割れ幅や深さによって使用の目安が異なってくるので、塗布面積、ひび割れ幅、深さ、長さから、必要量を算出してください。
ひび割れ幅が0.5mm以上ある場合の施工方法
アルファテック380の塗布で施工する場合、ひび割れ幅が0.5mm以上になると、鉛直ダレが生じ、ひび割れへの浸透が浅くなります。
そのため、ひび割れ幅が0.5〜0.8mmの施工には、粘性の高いアルファテック388の使用を推奨しています。
また、0.5mm以上のひび割れには、チクソ性の高い、アルファテック348を低圧注入して、ご使用ください。
製品の特長と用途
製品名 | 特長 |
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アルファテック380 | コンクリートひび割れ補修用 浸透性エポキシ接着剤 |
アルファテック388 | コンクリートひび割れ補修用 浸透性エポキシ接着剤 |
アルファテック380FX | コンクリートひび割れ補修用 浸透性エポキシ接着剤[可とう性] |
アルファテック380FC | コンクリートひび割れ補修用 浸透性エポキシ接着剤[早強性] |
アルファテック380LV | コンクリートひび割れ補修用 浸透性エポキシ接着剤[低粘性] |
アルファテック380ST | 土木 建築鋼構造物亀裂用 浸透性エポキシ接着剤 |
アルファテック448LV | 土木 建築コンクリート補修用 浸透性エポキシ接着剤 |
アルファテック680 | コンクリート床用 浸透性エポキシ塗料 |
アルファコートU上塗 | コンクリート保護用 ウレタン塗料 |
コンクリート保護塗装材 | コンクリート保護用 ポリマーセメント塗料 |